無理やり続いているような気がする旬のモノシリーズ・秋編も8回目になります。
さて今回は、貯蔵技術の向上で周年出回っているリンゴ。
主流品種の旬は9月から11月、秋なのです。
日本列島の2大果物といえば、寒冷地のリンゴ、温暖地のみかん。富山はおおよそそのはざまに位置するとされています。そういった土地の条件から、富山のリンゴは木に長く実っている期間が長く、濃密な甘さが特徴。その富山のリンゴといえば魚津の加積りんご。100年の歴史を誇り、ファンも多いという富山のブランドリンゴです。
そして市場にやってくるリンゴといえば、大産地の青森、長野、山形産のさまざまな品種のリンゴ。市場の果実スペースに、ずらり!と並べられています。
現在、入荷しているリンゴは早生ふじ、秋映(あきばえ)、中生のシナノスィートなど。
品種も多ければ、栄養価も高く、加工にも優れ、一年中全国流通しているリンゴ。しかし、その美しい果実が流通するまで、農家さんは春から受粉、摘蕾、摘花、摘果、防除と、収穫まで気が抜けません。まんべんなく赤く色づけるために「玉まわし」なんて作業もあったりして。
1つ1つ大事に実ったリンゴ…
今宵はリンゴのシードルで秋を味わいたいと思います。ごちそうさまです。